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公開国:フィンランド、スウェーデン
時 間:78分
監 督:アキ・カウリスマキ
出 演:マッティ・ペロンパー、ザ・レニングラード・カウボーイズ、サカリ・クオスマネン 他
コピー:さいはてのツンドラ地帯から 史上最悪(!?)のロック・バンドがやってきた。
極端に長いリーゼントと先の尖ったブーツという奇抜なファッションのバンド“レニングラード・カーボーイ。シベリアで活動する彼らを売り出そうと、マネージャは地元のプロモータに演奏を聞かせるが、演奏がヘタクソという理由で断られてしまう。しかし、アメリカでならなんとかなるかもしれないと現地のプロモータを紹介してもらう。意気揚々とアメリカに向かうが、プロモータから与えられた仕事は、メキシコに住む彼のいとこの結婚披露宴で演奏すことだった。また、アメリカで流行っているのはロックだと聞かされて、勉強しはじめるレニングラード・カーボーイたち。さっそく中古車を購入し、途中のバーなどで演奏し日銭を稼ぎながらメキシコ向かうのだったが…というストーリー。
『過去のない男』のアキ・カウリスマキ。『過去のない男』は絶妙なシュールさとグっとくるシーンが絡み合う大好きな作品なのだが、本作は、明らかに笑わせようとしている。カウリスマキは、直球で笑わせようとしちゃダメな監督なんだな…と。私は、画面から、笑わせようっていう意志が滲み出た瞬間冷めるので、まったく好みに合わなかった。
#画質は間違いなくカウリスマキなんだけどね。
奇抜な風貌のバンドによるヘンテコなロードムービー。でも、正直、笑えなかったス。
アメリカへ行って行方不明の祖父が、リンカーンとか。凍死したメンバーをアメリカに空輸して、ずっと棺桶に氷を詰めて運搬、リーゼントとブーツの先が棺桶から出てるとか。“革命”とか“民主主義の復活”とか、そのノリはセンスが合わないなぁ。
変に笑いを挟まないで、始終マジメにやってりゃ良かったと思う。だまってたって笑いは滲み出てくると思うんだ。さすがに最期で生き返るのなんて、興醒めの極みだったかも。
この映画で演じているのは“スリーピー・スリーパーズ”という実在のバンドで、この作品をきっかけに、“レニングラード・カウボーイズ”という名で活動することになったらしい。でも、私は知らない。洋楽詳しくないし。
演出だと思うのだが、演奏はなかなかなのに、歌がヒドい。なんじゃこりゃってレベル。冒頭の民謡とかすごく魅力的だったんだけど、アメリカでの演奏は、知らない曲ばっかりで、今ひとつノリ切れなかった。ラストは、現地のメキシコ人がボーカルで安心のレベルだったけど。
でも、多分、このノリが好きな人は一定数いると思うんだよね。いわゆるカルト的な人気はあると思う。好みの問題。続編の『レニングラード・カウボーイズ、モーゼに会う』ってのもあるんだけど、すぐに食指は動かないな。
#マネージャがその後、いなくなろうがどうしようが知ったこっちゃないがな(笑)
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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